知って得する! あさの通信 vol.1
《口呼吸ってこんなに怖い》
初回は、世の中を騒がせている新型コロナウィルスにも少し関係する内容です。
Q. 皆さん、息はどこから吸っていますか？鼻？口？
A. 正しい呼吸は鼻でします。
鼻毛にはホコリなどの大まかな汚れを体内に入れないように、フィルターの役目があります。鼻の穴の奥にある副鼻腔の表面には細かい毛とネバネバした液が出る粘膜があり、ホコリ、細菌、ウィルスなどを捉えて鼻の外へ運び出します。また、鼻から入った空気は気道に入る前に浄化され温められると同時に、ほぼ100％加湿されてから肺に送られます。
肺は空気が100％加湿されていないとスムーズに呼吸が出来ません。もし、口呼吸をすると、加湿が不十分なだけでなく、菌やウィルスを体内に入れてしまい、喘息や肺炎が起こる原因となります。
新型コロナウィルスも鼻呼吸をすれば、副鼻腔のネバネバした液が捕まえて外に出してくれます。
新型コロナウィルスは、もし口や鼻から入って来ても、体の中で増殖しなければ大丈夫です。それには、
- 身体の免疫力を上げること
- お口の中を清潔に保つこと
- 鼻呼吸を心がけること
などなど、心がけてみて下さい。次号ではそれぞれについてもう少し詳しくお話ししますね！
副院長 浅野真由美
